2015年11月2日月曜日

※下記イベントは2015年9月に終了いたしました。



 9月22日、愛媛県今治市大三島にあります岩田ミュージアムにて雅楽空間の公演とワークショップが開催されます。
 メンバーは前回と同じく中村仁美さん(篳篥)、日比和子さん(笙)、伊崎善之さん(龍笛)、石田多朗(企画/作曲)となっております。
 岩田ミュージアムは円形の側があるのみで天井がなく、地に敷き詰められた芝生の上に彫刻作品が点在しているという変わった美術館で、大三島の開放的な空気感に美しく溶け込んだ素晴らしい場所です。その形状ゆえか、音の響きもかなり独特になっています。
 邦楽は本来、野外で演奏される機会の多い音楽です。あえて、風、鳥の声、虫の音が鳴る中で奏される雅楽に、美術の世界でよく言及される借景の美学を感じるのは私だけでしょうか。いずれにせよ、外で聴く雅楽はまた格別な趣があります。
 ワークショップは主に子どもを対象としておりますが、大人の方もお気兼ねなくいらして下さい。笙、篳篥、龍笛の演奏を体験することができますよ。
 それでは、以下に日時、場所、出演者のプロフィールなどの詳細を記させていただきます。
 よろしくお願いいたします。

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[会場] 今治市岩田健母と子のミュージアム
〒794-1309愛媛県今治市大三島町宗方5208-2

[日時] 2015年9月22日(火・休)

16:00〜16:30 演奏体験ワークショップ
(事前申込制 定員30名) 参加無料

17:00〜18:00 コンサート
(事前申込不要 定員100名) 入場無料

さらなる詳細はこちらを御覧ください。

http://www.tima-imabari.jp/event/2481/


[出演者プロフィール]

中村仁美(篳篥)
大学で雅楽と出会い、「伶楽舎」メンバーあるいはソロの篳篥演奏家として、雅楽古典の他、現代作品や即興演奏まで幅広く演奏活動を続ける。海外の音楽祭にも多数参加するほか、篳篥リサイタル「葦の風」等を企画し、それまでほとんど存在しなかった篳篥のソロ曲やアンサンブル曲を委嘱初演。篳篥のもつ力強さと、繊細で滑らかな美しさを生かした演奏を開拓し、さまざまなジャンルの演奏家と共演している。

伊崎善之(龍笛)
高校入学時より雅楽を始め、東京藝術大学音楽学部邦楽科雅楽専攻を卒業。横笛を芝祐靖、越後眞美氏に学ぶ。これまでにイギリスや中国など海外での演奏も行い、小学校や博物館等の教育機関などへの指導・演奏も積極的に行っている。

日比和子(笙)


国立音楽大学卒。在学中に笙と出会い、雅楽の演奏を始める。2008年より「伶楽舎」メンバーとして武満徹作曲「秋庭歌一具」の演奏に参加、’09年MITO音楽祭(ミラノ、トリノ)に出演、’08年より文化庁主催の学校公演事業にて全国の小中学校での公演を行っている。古典雅楽の他に雅楽以外の邦楽楽器、洋楽楽器、民族楽器、声、ダンスとの共演、ソロ活動を行いながら音楽の多様性を探る活動をしている。
※下記イベントは10/12に終了いたしました。

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森美術館にて本日より『ディン・Q・レ展:明日への記憶』が開催されています。そのうち、ディンさんの最新作『人生は演じること』の音楽を担当いたしました。
昨日内覧会に伺いましたが、最新作以外も素晴らしい作品ばかりでした。詳細はまた後日、お知らせいたします。
政治的な問題が頻発している今、ヴェトナムの巨匠による今回の大規模な展示。偶然にしては出来過ぎている、、そんな気がします。
是非、体験して頂きたいです。

2015年10月12日まで開催してます。